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経済学部 Faculty of Economics

教員紹介

唐澤 達之 教授
唐澤 達之教授 からさわ たつゆき
経済学部 経済学科
研究分野 : 西洋経済史、イギリス社会経済史、イギリス都市史
学位 : 博士(経済学,立教大学)
担当授業(学部) : 経済史概論Ⅰ・Ⅱ、西洋経済史Ⅰ・Ⅱ、基礎演習、演習Ⅰ・Ⅱ

略歴

1984年3月 立教大学経済学部経済学科卒業
1986年3月 立教大学大学院経済学研究科博士前期課程修了
1989年3月 立教大学大学院経済学研究科博士後期課程研究指導修了退学
1997年4月 高崎経済大学経済学部講師
2000年4月 高崎経済大学経済学部助教授
2006年4月 高崎経済大学経済学部教授(現在に至る)
2011年4月 広報センター長(2013年3月まで)
2013年4月 経済学部長(2015年3月まで)
2015年4月 大学院経済・経営研究科長(2016年3月まで)
2016年4月 副学長(現在に至る)

学部ゼミナールの研究テーマと主な内容

[主なテーマ]西洋経済史

[主な内容]欧米の社会経済史をテーマとしていますが、狭い意味での「経済」の歴史にとどまらず、また、日本との関わり、世界全体の動向を含めて、学生諸君とともに考えていきます。

ゼミナール紹介

担当授業(大学院)

西洋経済史研究演習Ⅰ・Ⅱ、西洋経済史研究科目、西洋経済史特論科目、西洋経済史特別演習、西洋経済史研究指導

大学院の講義内容

現在、ヨーロッパ連合(EU)をはじめとする国民国家を超えた経済的・政治的な統合が進展する中で、国民国家の枠組みとは別の枠組みである「地域」や「市民社会」の重要性が改めて問い直されている。このような問題状況は、西洋経済史研究に対して、これまでの国民経済を単位とした発展段階論的な歴史解釈の理論的枠組みに再検討を迫るものである。本講義では、歴史の同時代的な文脈と、個々の地域社会がもつ歴史的・文化的個性に留意しつつ、新たなヨーロッパの社会経済史像を探ることを企図する。

現在の研究課題

これまで、近世イギリスにおける都市化について、経済史研究を基礎として、社会史研究、さらには政治史研究にも目配りしながら、それらを相互に接合させるべく研究を進めてきた。現在は、イギリス近世都市において基盤整備事業の担い手となった様々な組織(都市法人、改良委員会、私企業、任意団体など)の活動に着目することにより、都市を舞台とした社会経済変化とそれを支える制度的革新のダイナミズムの解明をめざしている。

主要な研究業績

  • 『イギリス近世都市の研究』単著,三嶺書房,1998年
  • 「イングランド近世都市におけるフラタニティの変容」単著,イギリス都市・農村共同体研究会・東北大学経済史・経営史研究会編『イギリス都市史研究――都市と地域――』日本経済評論社,2004年
  • 「都市の生活文化を支えた集団――フラタニティ――」単著,綾部恒雄監修・川北稔編『結社の世界史4 結社のイギリス史――クラブから帝国まで』山川出版社,2005年
  • 「一八世紀ノリッジの都市自治体と基盤整備――会計簿の分析を中心に――」単著,中野忠・道重一郎・唐澤達之編『一八世紀イギリスの都市空間を探る――「都市ルネサンス」論再考――』刀水書房,2012年
  • 「近世イングランドの都市コミュニティと移民-ノリッジのオランダ人とワロン人-」単著、弘末雅士編『越境者の世界史-奴隷・移住者・混血者-』春風社、2013年
  • 「都市支配層の社交と政治――近世ノリッジの聖ジョージ・カンパニーを中心に――」単著、河原温・池上俊一編『ヨーロッパ中近世の兄弟会』東京大学出版会、2014年
  • 「近世ロンドンと内陸後背地」単著、弘末雅士編『海と陸の織り成す世界史――港市と内陸社会――』春風社、2018年

所属学会

社会経済史学会、日本西洋史学会、比較都市史研究会、都市史学会

社会における活動・受賞歴等

  • 比較都市史研究会幹事(2001年1月~現在)
  • 社会経済史学会評議員(2015年6月~現在)
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