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地域政策学部 Faculty of Regional Policy

教員紹介

鈴木 耕太郎 准教授
鈴木 耕太郎准教授 すずき こうたろう
地域政策学部 地域づくり学科
研究分野 : 国文学(中世神話研究)、宗教民俗学
学位 : 博士(文学)[立命館大学]
担当授業(学部) : 民俗学、地域文化論、博物館概論、演習Ⅰ、演習Ⅱ、基礎演習

学歴

2006年3月 立命館大学文学部 人文総合科学インスティテュート総合プログラム 卒業
2006年4月 立命館大学大学院文学研究科 日本文学専修博士前期課程 入学
2008年3月 立命館大学大学院文学研究科 日本文学専修博士前期課程 修了
2008年4月 立命館大学大学院文学研究科 日本文学専修博士後期課程 入学
2017年3月 立命館大学大学院文学研究科 日本文学専修博士後期課程 修了

略歴

2008年4月 日本学術振興会 特別研究員(人文学・DC1) [2011年3月まで]
2010年10月 京都の民俗文化総合活性化プロジェクト実行委員会 嘱託調査員 [2014年3月まで]
2012年4月 京都西山高等学校 国語科非常勤講師 [2015年3月まで]
2012年5月 大津曳山祭総合調査委員会 調査補助員 [2015年3月まで]
2016年4月 京都西山高等学校 国語科非常勤講師(再採用) [2018年3月まで]
2017年4月 駿台教育研究所 契約講師(武庫川女子大学リメディアル講座・日本語表現法担当) [2017年9月まで]
2017年4月 京都つくば開成高等学校 国語科非常勤講師 [2018年3月まで]
2017年4月 京都西山短期大学 非常勤講師 [2018年3月まで]
2018年4月 高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科 講師 [2021年3月まで]
2019年9月 群馬医療福祉大学社会福祉学部 非常勤講師 [現在・児童文学担当]
2020年4月 高崎商科大学短期大学部 兼任講師 [現在・群馬学/地域と社会担当]
2021年4月 高崎経済大学地域政策学部地域づくり学科 准教授 [現在]

学部ゼミナールの研究テーマと主な内容

[主なテーマ]日本国内(できれば群馬県内)における民俗事例の研究

[主な内容]まず2年生後期からの基礎演習で、民俗学に関する基礎的なテキストを輪読し、民俗学とは何かを理解してもらった上で、ゼミ生自身が卒論のテーマとなるような日本国内の民俗事例を各自で見つけてくることから始まる。たとえば、
・その地域独自の生活様式や習慣/習俗
・その地域の主要産業をめぐる人々の動きおよび産業にまつわる文化
・四季折々に行われる年中行事やさまざまな祭り(祭礼)、催し
・地域に根づいた神や仏などへの仰/宗教、あるいは妖怪や怪異などの伝承
・地域に伝わる言い伝え、俗信や禁忌(タブー)
・地域に残る民俗(郷土)芸能や古くから伝わる遊び
・昔から伝わる神話・伝説・昔話・噂話(現代伝説/都市伝説含む)
などがあげられる。
そのうえで、それらの民俗事例にはどのような意義がある(あった)のか、なぜその地に根づいたのか、どのような変遷を経ていまに伝えられているのか(あるいは、消滅してしまったのか)などを発表し、ゼミ内での討議を通じて深めていく。
なお、調査方法については、
【A】フィールドワークを中心に対象地域を調査し、その背景からその意義までを検討する
【B】テキスト(文献)を読解し、そこから浮かび上がる民俗事例について検討し、その背景から意義までを検討する
という2つの方法をまずは推奨する。
ゼミ生には民俗事例がこれまで果たしてきた意義や役割といった歴史的経緯だけでなく、それらが現在的にどのような意義を持ち、私たちとかかわっているのかといった「いま」の問題として扱うことを求める。

ゼミナール紹介

現在の研究課題

中世後期(室町末期)から近世にかけての牛頭天王信仰について、「中世神話」という方法論を用いたテキスト読解から明らかにしていくこと。扱うテキストは、寺社あるいは信仰そのものの由来を説く縁起や儀礼で用いられた祭文、知識人・宗教者が著した神道書や注釈書など幅広く扱う

主要な研究業績

  • 『牛頭天王信仰の中世』単著 , 法藏館 , 2019年7月
  • 『京都まちかど遺産めぐり』 共編著(千田稔・本多健一・飯塚隆藤・鈴木耕太郎) , ナカニシヤ出版 , 2013年5月
  • 「陰陽道における牛頭天王信仰――「中世神話」としての『簠簋内伝』――」『京都民俗』単著 , 36号 , pp.85-104 , 2018年11月
  • 「造り替えられる儀礼と信仰――『牛頭天王御縁起』(文明本)の信仰世界」『地域政策研究』単著 , 21巻1号 , pp.115-96 , 2018年9月
  • 「「感応」する牛頭天王――『阿娑縛抄』所収「感応寺縁起」を読む」『日本文学』単著 , 65巻7号 , pp.55-65 , 2016年7月

所属学会

日本文学協会、日本宗教民俗学会、伝承文学研究会、説話・伝承学会、説話文学会、仏教文学会、京都民俗学会、群馬歴史民俗研究会、立命館大学日本文学会

社会における活動・受賞歴等

  • 立命館大学日本文学会評議員 [2006年‐現在]
  • 2017年度 社会と仏教に関する研究助成(主催・蓮花寺佛教研究所) 採択
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