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経済学部 Faculty of Economics

教員紹介

井上 真由美 准教授
井上 真由美准教授 いのうえ まゆみ
経済学部 経営学科
研究分野 : 経営倫理、アントレプレナーシップ、コーポレートガバナンス
学位 : 博士(経営学)(神戸大学)
担当授業(学部) : 経営学総論、企業論、コーポレートガバナンス、基礎演習、演習Ⅰ・Ⅱ

略歴

2002年3月 同志社大学文学部社会学科卒業
2004年3月 神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了
2007年3月 神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了
2007年4月 神戸大学大学院経営学研究科COE研究員
2007年10月 神戸大学経済経営研究所講師
2009年4月 明星大学経済学部経営学科助教
2011年4月 高崎経済大学経済学部経営学科講師
2015年4月 高崎経済大学経済学部経営学科准教授

学部ゼミナールの研究テーマと主な内容

[主なテーマ]社会の中における企業あるいは企業家に関する研究
[主な内容]「社会の中における企業・企業家の望ましいあり方とは」「企業が長期的に存続、発展するためには何が必要なのか」といったテーマについて考えるために、これらに関連する文献の輪読や長寿企業・企業家に関する調査(ヒアリング調査を含む)を行います。

ゼミナール紹介

現在の研究課題

(1)ビジネスリーダーと倫理教育
 事業の社会性を学校教育から学んだ企業家に着目し、彼らが受けた過去の商業倫理教育の内容について調べております(たとえば、出光興産創業者・出光佐三が学んだ神戸高商の教育など)。この研究を行うことで、高等教育機関における倫理教育の手法の有効性について新たな知見を得たいと考えております。

(2)地域密着企業と企業家に関する研究
 近年、地方の衰退から地方創生が叫ばれておりますが、地域に根差した経営をしながらも活力をもった企業は少なからず存在します。それら企業の企業家の取り組み(e.g.アントレプレナーシップ)に関心を持っております。

(3)日本企業のガバナンスの過去と現在
 資本市場のグローバル化にともない、日本企業のガバナンスも大きく変容しております。日本における過去(特に戦前)の企業ガバナンスの実践(出光興産や兼松など)を振り返ることで、現代の企業が従業員、株主をはじめとするさまざまなステークホルダーとの間でどのような関係を構築するのが望ましいかを考えております。

主要な研究業績

  • 「渋沢栄一による私立学校支援に関する実証的分析」『渋沢研究』単著、第36号、2024年
  • 「渋沢栄一の支持する教育手法についての試論」『地域政策研究』単著、第26巻2・3号、2023年
  • 「アカデミック・スタートアップの成長と展開」高崎経済大学地域科学研究所編『地方製造業の躍進:高崎発ものづくりのグローバル展開』単著、日本経済評論社、2022年
  • 「渋沢栄一と水島銕也―商業教育思想の平衡―」共著、見城悌治・飯森明子・井上潤責任編集『渋沢栄一とフィランソロピー6 社会を支える「民」の育成と渋沢栄一』ミネルヴァ書房、2021年
  • 「官立高等商業学校における徳育」『企業家研究』共著、第17号、2020年
  • 「アントレプレナーシップと倫理教育―アントレプレナーには何が必要か?―」山田幸三・江島由裕編著『1からのアントレプレナーシップ』単著、碩学舎、2017年
  • 「絶えざる創業の軌跡―共和産業―」高崎経済大学地域科学研究所編『地方製造業の展開:高崎ものづくり再発見』単著、日本経済評論社、2017年
  • 「地域産業のネットワークとオープンマインド―群馬県・太田市における産業集積の地元パターン―」共著、忽那憲治・山田幸三編著『地域創生イノベーション』中央経済社、2016年
  • 「草創期の神戸高等商業学校における道徳教育」『日本経営倫理学会誌』単著、第22号、2015年
  • 「出光佐三の理念と神戸高等商業学校の教育者」『産業研究』共著、第50巻第1号、2014年
  • 「戦前のステークホルダー型企業におけるエージェンシー関係の忌避」『組織科学』共著、第48巻第1号、2014年

所属学会

企業家研究フォーラム、ファミリービジネス学会、組織学会、日本経営倫理学会、日本経営学会、経営史学会、日本中小企業学会

社会における活動・受賞歴等

  • 企業家研究フォーラム幹事(2015年7月~)
  • ファミリービジネス学会幹事(2023年10月~)
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