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大学案内 About TAKAKEI

メッセージ

 高崎経済大学は1957年の開学以来、全国から、ここ高崎の地に学生が集い・学ぶ、特色ある地方公立大学として発展してきました。1996年には地域政策学部を創設、2017年には経済学部に国際学科を設置して、2学部6学科体制となりました。アジアを中心に多くの留学生も受け入れ、グローバルな視野で地域と世界の課題を研究し、教育する体制を備えるに至っています。

 一方で、社会に目を向けると、地域社会から世界まで、多様な環境課題や社会課題を抱え、持続可能性の危機に直面しています。たとえば気候変動は現実のものとなり、各地で豪雨や水害の頻度を増しています。政府は2050年の温室効果ガス排出の実質ゼロを目指すことを宣言しましたが、平均気温の上昇を1.5℃に抑えるには2030年までに4割から5割の削減が必要とも言われます。そのためにはエネルギー転換に留まらず、資源利用や交通システム、街づくりのあり方など、経済社会システムと産業構造の大転換を必要とします。それは地域経済にも重大な影響をもたらします。
 他方、経済格差の拡大は社会の分断を加速し、デジタルトランスフォーメーションが拍車をかけます。中間層の没落は、高齢化や人口減少とあいまって地域社会の疲弊を生んでいます。本学を卒業する学生たちは、この混沌とした時代に社会に出ることになります。当然、その中で生き抜く力をつけることが必要です。その際、変化する環境に単に受身的に適応するだけでなく、自らより良い未来を創り出す「Future Maker」であってほしいと考えています。
 そのために本学は、質の高い教育と学生が成長する多様な機会を提供します。学生は、授業はもちろん、ゼミを通した実践活動、海外留学や海外フィールドワーク等の経験、体育会やサークルの活動、三扇祭(大学祭)、鶴鷹祭 、ボランティア等の多様な活動、そして日々の教職員や学生同士の交流など、多くの機会を通じて学び、成長します。
 そうやって有為な人材を輩出することで、本学自身が持続可能な社会の構築に貢献するFuture Makerでありたいと願っています。

高崎経済大学学長 水口 剛

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